投稿者「吉岡幸雄」のアーカイブ

お水取り椿の造り花のための和紙染めが佳境に

東大寺のお水取り (修二会) のおりに十一面観音にささげる椿の造り花のための和紙染めが佳境に入っています。 一日3kgの紅花を水に浸けこみ、翌日、黄水洗いをして、藁灰の灰汁で揉み込んで赤色を抽出し、米酢を入れて木綿に染め … 続きを読む

カテゴリー: 修二会(お水取り)
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法隆寺伝来国宝「四騎獅子狩文錦」復元完成

空引機で古式にのっとり織りあげていた獅子狩文錦が五完全、法隆寺に今日まで伝来しているものと同じ大きさ (高さ2メートル50センチ、巾1メートル39センチ) に織りあがり機からおろしました。

カテゴリー: 四騎獅子狩文錦
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紅鬱金(べにうこん)

大寒に入ってからはますます寒さが厳しくなってきている。このようなことは十数年来なかったように記憶している。私の工房では、紅花染を毎日のように行なっていて、「寒の紅」といわれているように、この寒さが逆にありがたく、今年は鮮 … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
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椿(つばき)

この稿を書いているのは1月1日。私の工房の庭には山茶花の樹が二本植えられていて、今、それぞれ濃い紅と真白な花が満開である。 山茶花はツバキ科で、一見して椿かと見紛うことがあるが、近づいてみると葉が小さいのでそれとわかる。 … 続きを読む

カテゴリー: 季の文様
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葡萄色(えびいろ)

文字どおり「ぶどう」色と読んでしまうが、この色名の由来は、古代から日本に自生していた「エビカズラ」(葡萄葛) にある。ヤマブドウの古名でる。 ヤマブドウは、山のなかに自生していて、少し開けて陽の射すところによく見られる。 … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
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