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投稿者「吉岡幸雄」のアーカイブ
「東大寺大仏開眼1250年慶讃大法要」終わる
10月15日〜19日 大仏開眼1250年慶讃大法要は晴天に恵まれ、華々しく行われ、天平の彩りが再現された。
栗色(くりいろ)
栗の樹に、毬 (いが) がはじけるように大きくなって、数えられないほど付く季節になった。秋の風が栗をゆらすと、土の上に一つ、二つと、それが落ちていく。棘がささらないように拾うと、なかには赤味をおびた茶色の艶やかな実が入っ … 続きを読む
芒(すすき)
私の工房のそばには宇治川が流れていて、その河原は一面の芒 (すすき) が茂っている。そこには観月橋がかかっていて、まさに月の名所であった。とくに桃山時代、豊臣秀吉は近くの伏見山に城を築いたが、この川のほとりに出て、名月を … 続きを読む
萩色(はぎいろ)
9月の声を聞くと、暑さもようやく和らいで、朝夕の風は涼やかになり、虫の声が澄んだ音色で響いて、あたりが静けさを取り戻すように感じる。 小さな3枚の丸い葉が並んでいる、その先のほうに、わずかに青味がかった紅から赤味の紫、そ … 続きを読む
東大寺記念行事 五色の開眼縷 (かいげんのる) 制作進む
これを書いているのが8月26日。工房では蓼藍の二番葉が生育してきていて、その刈り取りに忙しい。渋柿もちょうどいい大きさで、青味がまだ残っていて「新渋」をとるのにいい季節である。 8月28日は、高名な写真家、高橋昇さん(こ … 続きを読む