」タグアーカイブ

紅葉(もみじ)

今年の秋は例年より寒さが厳しいようで、山の樹々の葉が色づくのも早くなるような気がする。 秋の紅葉は古くより「錦」の織物の美しさにたとえられてきた。 『古今集』のなかの秋歌下に「霜のたて 露のぬきこそ よわからし 山の錦の … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
タグ:
紅葉(もみじ) はコメントを受け付けていません

栗色(くりいろ)

栗の樹に、毬 (いが) がはじけるように大きくなって、数えられないほど付く季節になった。秋の風が栗をゆらすと、土の上に一つ、二つと、それが落ちていく。棘がささらないように拾うと、なかには赤味をおびた茶色の艶やかな実が入っ … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
タグ:
栗色(くりいろ) はコメントを受け付けていません

芒(すすき)

私の工房のそばには宇治川が流れていて、その河原は一面の芒 (すすき) が茂っている。そこには観月橋がかかっていて、まさに月の名所であった。とくに桃山時代、豊臣秀吉は近くの伏見山に城を築いたが、この川のほとりに出て、名月を … 続きを読む

カテゴリー: 季の文様
タグ:
芒(すすき) はコメントを受け付けていません

萩色(はぎいろ)

9月の声を聞くと、暑さもようやく和らいで、朝夕の風は涼やかになり、虫の声が澄んだ音色で響いて、あたりが静けさを取り戻すように感じる。 小さな3枚の丸い葉が並んでいる、その先のほうに、わずかに青味がかった紅から赤味の紫、そ … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
タグ:
萩色(はぎいろ) はコメントを受け付けていません