投稿者「吉岡幸雄」のアーカイブ

吉岡版思うままに「客人を迎える空間」

京都の街を歩いていて、最近建てられたばかりの家を見ていると、玄関というか、家の入り口にあたる大部分が車のためのガレージで占められていることに気づく。昔なら、門があり、前庭を抜けて玄関へ、というのが定型であったようだが、い … 続きを読む

カテゴリー: 吉岡幸雄 思うままに
吉岡版思うままに「客人を迎える空間」 はコメントを受け付けていません

夕顔の色

奈良の知人の邸へ、夕顔の花が咲くのを見にいったことがある。まだ立秋まではひと月ほどある七月の上旬のことだった。陽が傾いて夕顔の花が咲くのを待っていた。 暑さのなかで、しおれていた花が、少し涼やかな風が吹くようになると、緑 … 続きを読む

カテゴリー: 季の色
タグ:
夕顔の色 はコメントを受け付けていません

吉岡版思うままに「幡 (ばん)」

「幡」と書いて、「ばん」あるいは「のぼり」とも読む。古く仏教寺院などで慶賀の法要がある日などに、高い塔の上、または大門、庭などに飾る、華麗な「旗」のようなもので、その日が特別の日であることを知らしめたものである。神社で、 … 続きを読む

カテゴリー: 吉岡幸雄 思うままに
タグ:
吉岡版思うままに「幡 (ばん)」 はコメントを受け付けていません

蓼藍 (たであい) の本植え

藍染に用いる「蓼藍 (たであい)」の葉は、春に種を蒔いて梅雨のあけた真夏に収穫します。 私どもの工房で染めるのには、阿波徳島のすくも (干藍) を主に使っておりますが、近くで栽培して、生葉染などに応用しています。 工房の … 続きを読む

カテゴリー: 工房の季節便り
タグ:
蓼藍 (たであい) の本植え はコメントを受け付けていません

吉岡版思うままに「看板と暖簾」

15年ほど前になるが、ある建築雑誌に連載で、「京都の意匠」というタイトルで、京都の社寺や民家などの細部の造形美について書いたことがある。ある回は、「看板と暖簾」というテーマであった。 貨幣経済が発達するまでは、街や村には … 続きを読む

カテゴリー: 吉岡幸雄 思うままに
吉岡版思うままに「看板と暖簾」 はコメントを受け付けていません