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■「美(アート)と意匠(デザイン)をさぐる」紫紅社文庫 第2回配本 <オールカラー264頁 定価各1,200円(税別)> ● 図譜 和更紗の文様 吉岡幸雄編 -具象、抽象、幾何学。 インド風、西欧風、中国風、和様の文様。 弁柄、黄土、藍蝋、群青の色彩。 和更紗の多様な世界を紹介。 ● 櫻の文様 谷本一郎著 -櫻花が見せる多様な表情を俊英の意匠家がひと筆ひと筆、精緻に描いた「日本の櫻」文様の決定版。 櫻を愛する人、着物好きな人、和を慈しむ人、美術・デザイン関係の人、必携の図譜集。 |
![]() 「図譜 和更紗の文様」P13より 唐子草花文様 ![]() 「図譜 和更紗の文様」P153より 桐鳳凰瑞雲文様と菊花文様 ![]() 「櫻の文様」P164より掲載 |
第2回配本についての吉岡先生のコメント
紫紅社では、昨年の秋より、美と意匠シリーズとして文庫本を出版しているが、この春は『図譜 和更紗の文様』(吉岡幸雄編)と『櫻の文様』(谷本一郎著)の二冊を刊行した。 「和更紗」は、江戸時代になって、インド更紗が輸入され、友禅染などに大きな影響を及ぼした。それを日本でも生産しようとして試みをしたものである。 日本では、型紙型染の技術が発達していたので、精緻な技術で文様を彫り、それを木綿布の上において、弁柄、墨、群青などの顔料を摺り込んで色彩と文様を表わしたものである。 主に、長崎、鍋島、堺、京都で生産され、さらには幕末から明治にかけては江戸でも試みられた。 インド更紗の文様の影響を強く受けているのは当然であるが、中国の更紗、西洋の更紗、それに日本の伝統文様とさまざまな変化が見られるのも、和更紗の特徴であろうか。 ぜひ、座右において楽しんでご覧いただきたいものである。 同時に、京都の染織図案家の谷本一郎氏の『櫻の文様』も出版された。 それは、近世よりの日本の伝統文様のなかでも、最も魅かれる「櫻」に焦点をあてて、図案家の眼と手によって、今日に応用できるように描かれたものである。 日本の伝統の美が、長い歳月にわたって鑑賞され、それが今日もなお生き続けている姿と、その美しさを見てほしいものである |
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■「美(アート)と意匠(デザイン)をさぐる」紫紅社文庫 創刊 <オールカラー264頁 定価各1,200円(税別)> 美術工芸の専門出版社、京都の紫紅社が文庫を創刊しました。 日本人の美意識と繊細な和の意匠を集成いたします。 ぜひお手に取ってご覧下さい。 ※第1回配本4冊の内容 ●ポスターは時代の鏡。日本のコマーシャル事始。 日本のポスター 明治 大正 昭和 三好 一著 -日本の広告の源流を見る。明治から昭和20年代の傑作ポスターを集大成。 懐かしくもあたたかい日本の感性を思い出す「追憶の一冊」である。 デザイナーや広告関係者には必見のビジュアル文庫。 ●手渡しで贈る心に趣を。情趣を添えた小世界。 ぽち袋 - 粋と遊び心 豊田満夫著 -「お世話さま」と心づける「ぽち袋」にも日本人は繊細な感性を 表してきた。「寸志」を機知に包んだのだ。 滑稽、洒脱、艶、芸能、揃物など愉しく、そして粋な遊び心の色彩 とデザインが溢れる。 ●時代衣裳を見る。女たちは、何を着ていたのか。 日本の女性風俗史 切畑 健著 -古墳時代から江戸時代までの女性風俗を髪型から衣裳まで完璧に再現。 衣を見て歴史を読みとく。 ファッション関係者必携の「きもの」歴史事典。 現代に生かす色彩と意匠のヒントがここにある。 ●花鳥風月 雅やかな和の意匠の集大成。 唐長の「京からかみ」文様 千田堅吉著 -古都・京都の厳しい美意識に育まれた究竟の伝統文様。 花鳥風月の暮らしのなかに生かして安らぎの空間を演出した 「京からかみ」を細見する。 十一代目当主が特選した百八十余点をカラーで収録。 |
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■『日本の色を染める』岩波新書刊 本体価格=780円(税別) 〈新書判 総240頁 カラー口絵4頁〉 著作『日本の色を染める』(岩波新書)が発売された。2002年12月20日に店頭に並んだ。たまたま東京の新宿に行くことがあったので、紀伊国屋本店に入って、新書コーナーを見た、書店の方のご配慮もあって、平積みされていて、売れいきもなかなか好評のようであったのでホッとした気分になった。 読んだ方々からも、様々な批評が寄せられてきて、筆者としては身につまされること、あるいは喜ぶような言葉が入りまじっていて、いつもながら文字にして大量に印刷される著作物を書くという責任感を強く想うのである。 一息ついたところであるが、次の著作に向かってもう一度心を引き締めているところである。 |
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■『京のことのは』幻冬舎刊 本体価格=2500円(税別) 私と槇野修氏の共著の『京のことのは』が出ました。 京都の四季、風景、行事、京都特有のやさしい言葉の表現などを、美しい写真とともに記したものです。 京都生まれの私と、東京生まれの槇野氏とが、互いに美しい言葉、歴史的な言葉、気になる言葉を選んで解説したもので、「日本語の源流」を探ったものです。いつも手にとって美しい景色を眺めて解説を読んで、季の彩りを味わってほしいものです。 |
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■『虹色どろぼう─染司よしおかの植物染─』 紫紅社刊 本体価格=3000円(税別) 2001年ドイツミュンヘン市で行われた「染司よしおか」展のために、制作出版した本である。 展覧会を企画してくれた、エルマー・ヴァインマイヤー氏が、よしおか工房へ、およそ1年と6カ月、何度も足を運んで取材して、彼なりの視点で毎日色と格闘している姿を書き表してくれたのである。とりわけ毎日、染場で陣頭指揮をとり、自らも染液で布を繰り、糸をあやつっている福田伝士を忠実に追って、工程を詳しく書いてくれている。 今まで、どちらかといえば、私自身が仕事の内容を書き表しすことが多かったが、エルマー氏の眼は、また新しい姿をとらえているといえる。 写真は小林庸浩氏。氏も1年間、何度も工房へ足を運び、時には伊吹山の刈安や宇治田原の青柿の生産地までも行ってくださった。染色の課程が迫力のある美しい映像となっている。 また、完成した作品群は、京都の町家、とりわけ「大店」の本来の姿を今に伝える、奈良屋杉本家をお借りして、撮影していただいた。その佇まいを背景にした作品は、より映えた美しい彩りとなっていると思う。 ドイツ語版を先に制作したが、今回1月17日よりの東京新宿OZONEホールでの展覧会を機に、前堀信子氏の翻訳によって、日本語版としたものである。美しい本となったことを喜んでいる。 |
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早稲田に入って東京暮らしをすることになりますが、帰洛のおりは、どこかのお寺さんを見に行くことで、ホッとする思いを得たこともしばしばです。「やはり京都はええな」と実感したものですが、若い故に、多少の気負いもあって面と向かって人に語ることはありませんでした。 そんな「眼」の記憶のカードがつもりつもって、この本を書くことになったのでしょう。木や土の壁、紙や石の意匠が建築に生かされているのが京都です。それは日本のどの都市にも優ると誇れることでしょう。さらに言えば、そこに住まう人が建物の演出家となっている生活の肌合いの感性がこしらえものでない建物の「用と美」をかもし出しているのです。 |
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